デジタルコンテンツの利用動向
time:2009/01/14コンピューター関連技術の発達、インターネットの生活化、恐ろしいほど早く変化するモバイル機器の進化で、私たちの周りには様々なデジタルコンテンツが溢れている。
朝、新聞を読んでいた多くの社会人は、出勤後ポータルサイトでニュースを読み、手紙は電子メールへと変わっていった。多くの人々は雑誌、新聞、本など紙媒体の終末を断言したが、相変わらず人々の生活は何かを読む行為に満ちている。結果、現在は Web と紙媒体が共存している。
今回は、急速に増加しているデジタルコンテンツの利用現況と、韓国と日本での利用行動について説明しよう。
インターネットや携帯電話を通じて流通されるコンテンツを代表するデジタルコンテンツは、オフラインコンテンツが冴えない成長率を見せる一方、持続的な成長を見せている。
これは韓国も同じだが、韓国ソフトウェア振興院(Korea SW Industry Promotion Agency)が発表した 「2007年国内デジタルコンテンツ市場調査」報告書によると、2007年韓国デジタルコンテンツ市場は2006年に比べて12.2%成長した10兆67億ウォン規模と集計された。
このような成長ぶりはこれからも続くと思われる。分野別では製作、サービス分野が12.4%成長して8兆2,853億ウォン、ソリューション分野が11.7%成長して1兆7,214億ウォンだった。
デジタルコンテンツの中で最も幅広い利用者に支持されているのは音楽コンテンツだ。韓国でも音楽コンテンツと映画、動画がめざましい成長をみせているが、これらの成長に伴って現われたのが、著作権とコンテンツの有料化に対する問題だ。
3〜4年前までは、P2P サイトを通じて MP3 ファイルを無料でダウンロードする事は普通とされていた。しかし最近では、音楽や映像に対する著作権が強化され、多くの音楽コンテンツサイトが有料サービスに転換し、利用者もこれに慣れて徐々にデジタルコンテンツに対する認識が変わってきている。
一方、韓国ソフトウェア振興院は報告書を通じて、2007年世界デジタルコンテンツ市場全体規模が2,985億ドルを記録、2006年対比16.7%へと成長したことを発表した。
日本デジタルコンテンツ協会が発表した資料によると、2007年、日本のデジタルコンテンツ市場規模は2兆6,947億円(韓貨26兆ウォン)で、2006年に比べて3.4%ほど増加した。市場規模においては韓国と相当な差をつけているが、これは韓国より発達したモバイルインターネットを通じた、デジタルコンテンツの流通の活性化が理由として挙げられる。
デジタルコンテンツ流通において、一番大きな変化をみせているのが音楽と映画だ。しかし、この分野は一番弊害が多い分野でもある。不法と合法の境界で、製作者と消費者がお互いの接点を見つけるために現在も努力中だ。
Web2.0時代を迎え、多くのコンテンツ製作者はコンテンツ市場が沈滞期を迎えていると言う。これまでは、決められた利用者によってサービスとしてのコンテンツ需要が発生していたが、コンテンツの提供者と利用者の区分が消えた Web2.0時代において、彼らの立場はより狭くなっていくだろう。
また、インターネットコンテンツに対して「無料」という認識が強い状況の中で、収益の模索は容易ではないはずだ。しかし、著作権に対する社会の認識が徐々に変化し、デジタルコンテンツも財産という認識が広がることで、デジタルコンテンツ産業がインターネットの重要な分野を占めていくという予測が強まっている。
デジタルコンテンツ産業が、インターネット業界の新しい強者として表れる日はそれほど遠くないだろう。
記事提供:株式会社メディアチャンネル

